世界史

世界史を地図を使って紹介

黄河文明

黄河文明は黄河の中・下流域で栄えた古代文明。歴史の教科書には世界四大文明のうちのひとつとして挙げられていることが多いが、現在は長江文明ほかさまざまな文明が発見されているため、四大文明に黄河文明のみを取り上げる手法はもはや古くなっている。新石器時代の仰韶(ヤンシャオ)文化から竜山(ロンシャン)文化をへて、殷・周の青銅器文化に発展していった。


中国は最も早く文明の現れた地域の一つで、その年代は大体今から7000年前くらいまで遡ると考えられている。

黄河文明を地域別・系統別に分類されたが、その中でも代表とされるのが仰韶文化(ぎょうしょう・ヤンシャオ)・竜山文化(りゅうざん・ロンシャン)の二つ。

仰韶文化は紀元前5000年ごろに始まったもので、黄河の上流域、中国の陝西省・山西省あたりで栄えた。その特徴として綺麗に彩色された土器が使われていたので、このようなものを彩陶文化と呼ぶ。他にも彩陶文化はあるので、仰韶文化は彩陶文化の中の一つである。ちなみに仰韶と言うのは土器が出てきた村の名前。

もう一つの竜山文化は仰韶文化が終わった後の紀元前2500年ごろに始まったもので、特徴は黒い土器。そこから、このようなものを黒陶文化と呼ぶ。この頃には高温で焼く事が出来るようになったために薄手で硬い土器が作られていた。この文化の終わりごろになると銅器も作られるようになった。

ただし竜山文化と言うのは二つあり、山東省で発掘されたものを山東竜山文化、陝西省あたりで発掘されたものを中原竜山文化と呼ぶ。このうち中原の方の竜山文化は仰韶文化を受け継いだもので、こちらには灰色の土器が多いのが特徴。そして山東の方の竜山文化は別の大汶口文化と言うものを受け継いだもので、こちらは黒の土器が多い。